出産の最近のブログ記事

今まで、体外受精は結婚した夫婦しかできませんでしたが、
日本産科婦人科学会は、その対象を事実婚カップルまで拡大することを決定したそうです。

ちなみに、事実婚とは、結婚届を出さないけど、事実上の夫婦生活を営む結婚形態のこと。

最近は、婚姻届けを出さない人も多くなっているので、
現状に即した決定ともいえますね。

こうなった背景には、昨年末、民法の、結婚していない男女間に生まれた子(婚外子)に対する法律上の差別が撤廃されたことがあるそうです。
(婚外子への遺産相続分を嫡出子と平等にする)

また、先進国の中でも体外受精をするための条件として「結婚」を定めている国はほとんどないのだそうです。

婚姻関係の確認については、医療機関に任されているそうなので、事実婚になった場合は口頭で事実婚だと言えばOKということになります。

また、国が事実婚カップルに対する不妊治療の公費助成も検討しているそうなので、事実婚で子どもができないカップルにとっては今回の流れはすごくうれしいことですね。

ちなみに、体外受精や顕微授精は通常、採卵を含んで1回に30万~40万円の費用がかかるそうで、1回最大15万円なのだとか。
(ただし、所得制限あり。夫婦合算で年730万円、また、年齢制限は42歳まで)

体外受精は高額なので、助成が受けられるのと受けられないのとでは大きな違いですね。

国も出生率アップを期待しているんでしょう。

ただ、事実婚で生まれた子どもが成長する上で、正式に婚姻届けを出していない家族形態がどういう風に影響するのか??

そこは気になります。

両親の名字が違うとか(まあ、結婚していても夫婦別姓というのはありますが。)、国の制度的にもたぶん事実婚に対応できていない制度はたくさんあるでしょうし。

婚姻届けを出していないために離婚のハードルが低くなるという可能性もありますよね。

(まあ、結婚していても、今は昔に比べれば離婚のハードルは低いとは思いますが。)

正式に結婚しているということは、ある意味縛りもありますし、それによってガッチリと家族が結ばれているという部分もあると思います。

特に日本ではまだそういう傾向が強いと思います。

今回の体外受精についての件も含め、国や社会が今後、事実婚とその間に生まれる子どもについて慎重に見守り、また状況に応じた対応をしていくことが大切ですよね。

新型出生前診断が日本で実施され始めて半年以上がたちました。

今までに3000人以上が検査を受けたと推定されています。

この3000人以上の方たちが、検査結果を受けてどういった結論を出されたのか・・・。

この新型出生前診断は様々な国ですでに実施されているものですが、国によって費用など対応が違うようです。


まず、日本では、実施は遺伝カウンセリング体制のある施設で臨床研究として実施されています。

指針については、国レベルでは決めておらず、日本産婦人科学会が策定しました。
(ただし、厚生労働省がオブザーバー参加しています。)

費用は21万円。保険はききません。

基本的に、障害があることを理由に中絶することは合法化されていませんが、事実上は容認されているようです。


アメリカでは、妊婦が胎児の状況を知る権利があると考える人が多いそうで、検査も自由に受けられるそうです。

保険も適用されて、費用は8万~19万円。

障害を理由とする中絶については、州によって合法化されているところとそうでないところがあります。


ドイツでは、遺伝カウンセリングが法律によって義務化されています。

国レベルで運用方法が議論されている点で、他の国より進んでいる感じがしますね。

費用は11万円、保険はききません。

障害を理由とする中絶については、合法化されてないけど実質容認されています。

イギリスでは、民間機関が診断を実施していますが、公費とする議論もされているようです。

検査費用は保険がききませんが、6万円とかなり安くできるみたいです。

障害を理由とした中絶に関しても合法化されているそうで、積極的な印象を受けます。

6万円であれば、比較的検査を受けやすいですよね。

2011年のデータによれば、出生前診断でダウン症がわかった胎児の9割が中絶されているそうです。

このデータにはかなり驚きます・・・。


日本でも、恐らくこれから新型出生前診断が広がっていくと思うのですが、個人的にはイギリスのような状況にはなってほしくないな、と思います。

また、カウンセリングの体制をきっちり整えてから行うようにしなければ、安易な決断が増えてしまうと思うんですよね。

私の周囲にもダウン症のお子さんを持つママがいますが、やはり生まれてきた子どもはかわいいと言ってますし、ダウン症の方でも障害を乗り越えて前向きに楽しく生きていらっしゃる方が大勢いることを考えると、診断結果で中絶する人が増えてしまうことはどうかな・・・と考えてしまいます。

それよりも、障害のある方やその家族を支援する体制を整えることのほうが大切なんじゃないかと思います。


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